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オール・ユー・ニード・イズ・キル

梅雨も明けて いよいよ夏本番!
水分をたっぷりとってお過ごしくださいね(^O^)

福豆堂では夏SALEなども開催中!
ぜひ遊びに来てください。

定休日やお店からなお知らせは
こちらのホームページからどうぞ!

http://fukumamedo.com/


          *


さて今日は久しぶりに映画のおはなしなど!

〇『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
 (All You Need Is Kill )
 原題: Edge of Tomorrow
 監督・製作総指揮:ダグ・ライマン
 原案:桜坂洋
 出演:トム・クルーズ/エミリー・ブラント

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原作が日本の小説、しかもトム・クルーズが主演!
ってことで相当大騒ぎになっていた作品です。

小説は集英社スーパーダッシュ文庫発信のいわゆるラノベ。
ヤングジャンプコミックスからも出版されています(全2巻)

実は以前からいろんな方から読むよう勧められていたのですが・・・
なかなか手に取る機会がなく
先に映画を観てしまいました。

それから小説→コミックとコンプリート。
よし、これでAll You Need Is Killはがっちり掴んだぞ!



簡単にあらすじをご紹介しますと・・

近未来、
凶暴な地球外生物と戦いを続ける人類。

主人公のケイジは初の出撃でいきなり死亡。
意識が遠のくなか目覚めると、
なぜか出撃前夜に戻っている。

死んだと思ったのは夢だったのか?

そして出撃の日を迎えますが
おかしなことに
会話も、何もかも、すべてのシュチュエーションにバッチリ記憶がある。
これはデジャヴなんてレベルではない。

で、やっぱり今日も死んでしまう。
目覚めるとまた出撃前夜に・・・

「もしかして俺は二度死んでいるんじゃないか?」

死んで、目覚めて、また闘う。
無限の戦闘ループに巻き込まれたケイジは、
やがて一人の女戦士リタと出会います。

戦場で彼女は奇妙な言葉を叫ぶのでした。

「今度目覚めたら、私を探して!」



          *



原作やコミックだと、ケイジは新米兵士という設定です。
さすがにトムが新米ってムリがあるだろ~
ということで、

映画のほうでは、
広報担当の上級士官だったけど、とあるミスによって
いきなり前線送りって感じに、かなり無理なく設定を変更しています。

初めての戦場にアワアワして、戦闘開始5分でトムが死んじゃうってゆぅ、
「弱っちいトム・クルーズ」を拝むことができ大変貴重です。

いくら生き返るとわかっていても、
死ぬのはやっぱり痛いし苦しいし。

最初は「どうして、何のために俺が?」
と戸惑いながら死に続けるケイジでしたが、
次第に冷静になり、タフな自分を作り上げていきます。

死ぬたびに同じ一日が繰り返される。
そのうち「戦いの仕方」「戦場で生き残る術」を学び、
敵の動きもわかるようになり、
ついでに仲間を助けるまでの余裕が生まれてきます。

ケイジは完全に理解しました。
「何故?」の理由を。

この忌まわしいループから抜け出すには
人類が勝利するしかないと。

死んでまた目覚めるたびに、
5分が10分、45分、57分、新たな一日・・・と
だんだん生き残る時間が増えていきます。

新人のクセに、どんな古参の兵士よりも実戦経験積んでるという
奇妙な兵士を
トム・クルーズが完璧に演じています。

またリタ役のエミリー・ブラントがいい!
訳あって一緒に戦いを繰り返すたびに、
奇妙な友情と信頼、そして愛情が二人に芽生えてくる過程を
クールに且つ情熱的に演じています。

そして二人は少しずつ一歩ずつ、
敵の中枢に近づいていくのでした。

ケイジの、リタの、人類の未来は果たして?!



          *



トム・クルーズっていうと、
あまりにもハリウッド的というか、なんというか、
もはや
好きか嫌いかでは測れないくらいの存在感を放っていますよね。

周囲からみたら
前線に飛ばされた戦闘シロウトくん、のはずのケイジが
実はすっごい強えぇぇぇぇ~(((゜Д゜;)))
(みんなは知らないけど、何回も死んでやり直ししてるもんね)
っていう、
このおかしな現実を受け入れるまでの葛藤を
ものすごい上手く演じていました。

そこで余談ですが
だいぶ前にビートたけしがハリウッド映画でキアヌ・リーブスと共演したとき、
キアヌの印象は?
って、いろんなところで聞かれて、

キアヌは、撮影本番前になると一人籠って
「うわわわぁぁぁぁぁぁー!!!」
と、獣のような雄叫びをあげていた、と答えていました。

どっかおかしくなったんじゃないか?と
周囲が不安になるレベル。
心配、というよりドン引きな雰囲気だったこともあるそうです。
とにかくモチベーションをあげるため、精神を統一するため、
いつもかなり自分を追い込んでいた様子。

「あのくらい自分を追い詰めないと、ハリウッドで主役なんて張れないんだろーなー」
って、しみじみと言ってました。たけしが。

それを思うと、もう30年近く「主役」ばっかやってたトムは
いわゆる普通の精神状態では生きられないんだろうなぁ・・
と思う。

信仰の問題とか、結婚・離婚とか、
いろんな奇行も報道されてるけど
犯罪でも起こさない限り、彼に「普通」なんて期待しちゃだめなんでしょうね。

あっ、こんな話も思い出した!

これまで数々の有名人を取材してきた
アメリカで有名なインタビュアーが、
「最も感じが良く、こちらにも気を配り、誠実に対応してくれたハリウッドスター」
そして
「どこまで話しても、どんなに気さくでも、最後まで全く素顔が見えなかったスター」
と称して
女性ではメグ・ライアン、男性ではトム・クルーズをあげていました。

特にトムは
「トム・クルーズという人物を人生かけて演じているようだった」って言われてました。
もうトムは「スターという生き物なんでしょうね」
って。

トム・クルーズは芸能人というより「映画人」なんでしょう。
だから映画に、そしてスタッフや観客に対して誠実ならば
それで良いんだよ!と私なんかは感じます。
好き/嫌いではなく、簡単な評価なんてできないお方です。

でも、この頃ちょっと大作の出演が続いたから、
そろそろ『ザ・エージェント』みたいな作品も観たいな~
(*´ω`*)



          *



さて、映画の話というより、ついトム論になってしましまいましたが。

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』ですね。
桜坂洋の原作も、コミックも、
それぞれの設定や結末に良さがあってどれも好きです。

結局作品が語りたかったことは、どれもちゃんとブレずに一致していました。

ただ結構込み入った話なので、
これアメリカの人わかるんかい?
と少し心配にもなりましたが、
映画の方は
これはこれで要点を抑えて上手にまとまっていた感じです。
迫力もかなりのものでしたし。
人間ドラマも丁寧になぞっていました。

ソフトな層にもコアな層にも受け入れやすい設定&結末だと思います。

捉えようにとっては
かなり難解で深い東洋的な輪廻の理というか思想を
「闘うこと」を通してこれまでにない愛のカタチに昇華した
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』。

もっかい観たいです。

ちなみに時間が合わなくて吹き替え版を観ました。
洋画は断然字幕派のタガミでしたが、
森川智之ボイスのトム・クルーズは、なかなか心に残る主人公ぶりでした。

いまワタシの脳内では
日本語ペラペラ(VC:森川智之)のトム・クルーズがループをしています♪










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機動戦士ガンダムUC

〇『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』
 episode 6 宇宙と地球と

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原作:矢立肇・富野由悠季
監督:古橋一浩
脚本: むとうやすゆき
オリジナルキャラクターデザイン:安彦良和
アニメーションキャラクターデザイン:高橋久美子
モビルスーツ原案:大河原邦男
ストーリー:福井晴敏

2013年 日本




ガンダムUC観てきました(^-^)

このユニコーンは『機動戦士ガンダム』と時間軸や設定が完全地続きの
宇宙世紀モノです。

ガンダムとの出会いは小学生の頃ですが、
以来ずっと初期のガンダムを見たときの
感動というかインパクトの軌跡のようなものを
どこかで追いかけ続けていたような気がします。

ガンダムシリーズは、初期のガンダムからはじまって
どんどん広がりを見せ、
このユニコーンのようにファーストの世界観を踏襲しているものから
「こんなのガンダムじゃないやっ」
と思えるようなお子ちゃま向けまで、いろいろあります。

自分としてはこういったシリーズのすべてを観ているわけではなく、
実はガンダムワールドに詳しいわけでもありません。

ほんとに、ぜんぜん知らないことのほうが多いの。
アニメもフィギアも、ちっとも詳しくないし。

もうね、自分の中でのガンダムは
ひとつの文化というか日本人としての「たしなみ」とイコールのようなものです。

そんな自分にとって
ユニコーンのシリーズはかなり琴線に触れる作りです。

来週公開されるepisode7で一応の完結となるので、
今回観たepisode6はその前哨戦といった感じ。

子供の頃はそのカッコよさばかりに目が行きましたが、
大人になって改めて思うのは
ガンダムって結局、戦争モノなんですね。

詰まるところ戦争って正義と正義の衝突ですので、
簡単に解決などしないし、
生きている限り人は「争い」というものからは逃れられないわけです。

ユニコーンのシリーズは、これまでのガンダムよりもさらに刺さるセリフが多くて、
脚本もガッツリ大人向け。
よく練られていて展開が楽しめます。

そんなセリフの中から一番響いたのは

「それでも」

です。

戦争のあらゆる理屈に翻弄される中で、
主人公バナージを含む主要な登場人物たちが言う

「それでも」というセリフ。

みっともないとしても、例え無理だと言われたとしても
より良く生きようともがき、あがく、
そんな生き方に深く共感します。

大画面で体感するとたまらなく泣ける!(T ^ T)

目の前にどんな現実があっても、どのような理屈に縛られようとも、
「それでも」
と手を伸ばす、そんな彼らの姿に胸を打たれます。



          *



けどなにより私の胸を打ったのは観客のみなさんです。

今回の上映はユニコーンシリーズ完結を記念した完全限定上映だったので、
上映日がたったの一日。
いわゆるイベント上映ってやつですね。

しかも時間が結構遅い時刻。

お客さんのほとんどがイイ大人!(*゚▽゚*)
だいたいがスーツ。完全仕事帰り。
もちろん若い方もたくさんいらっしゃいましたが、
ざっと見て私とほぼ同年代の方ばっか。

上映が終わってガタガタと席を立つその面々が
満足気にしっかり少年の顔になっていたのが印象的でした。

「よ~し皆で今から飲みいくぞ~!」
って思わず肩組みそうになっちゃいましたよ!

う~ん、こういう働く大人が、限定フィギアとか
DVDとかブルーレイパック大人買いしちゃったりするんだろうなぁ。
(私もたまにする)

自分と同じようにガンダムを追いかけてきたであろう大人少年少女に乾杯!


ガンダムユニコーンepisode7「虹の彼方に」は
5/17(土)より全国35館で4週間限定上映です。
お見逃しなく(^-^)



          *


ホームページも更新しました♪
遊びにきてくださいね(*゚▽゚*)
http://fukumamedo.com/

LIFE!

〇『LIFE!』
 原題:THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY
 監督:ベン・スティラー
 出演:ベン・スティラー
    クリステン・ウィグ
    ショーン・ペン
    シャーリー・マクレーン
 2013年 アメリカ映画

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「生きてる間に、生まれ変わろう。」

この映画のキャッチコピーです。


          *


誰の人生にだって、かけがえのない瞬間がいくつもあるけれど、
主人公ウォルター・ミティには
そんな幸せがどこにあるのかさっぱりわからない様子。

ウォルターは雑誌「LIFE」の写真管理部に勤めています。
単調な日々の繰り返し。

さて、そんな冴えない男にも秘密の楽しみがあります。
それは、空想すること。

そうなんです、極度の空想癖を持つ彼の心の中には
いつも豊かでヒロイックな世界が広がっています。

ある日のこと、
「LIFE」誌の最終号を飾る表紙写真のネガがないことに気づいた彼は、
カメラマンを探す旅に出ることに。

飛行機、氷の海、ヘリコプター、サメ、大草原、見たこともない山々、
野生動物・・・
頭の中の世界ではない、これは自分の外側に存在する本物の世界。
これこそ、人生からの贈り物でした。

意を決して日常を飛び出したウォルターのなかで
何かが確実に変わり始めます。

冒険は生涯忘れえぬ輝かしい体験をもたらし、
人生のすべての瞬間が幸福に満ち溢れていることをウォルターは知るのでした。



          *



本作は1939年に雑誌「ザ・ニューヨーカー」の編集者である
ジェームズ・サーバーによって書かれた短編
「虹をつかむ男」が原作となっています。

「虹をつかむ男」はダニー・ケイによって過去に映画化されたこともありますが、
この『LIFE!』では
スティーヴン・コンラッドの脚本を元に
現代版というかオリジナルに勝るとも劣らない世界観を構築しています。

「誰の心にもヒーローの心臓が脈打っている」
と、コンラッドは言っていましたが、
主人公のウォルターだけでなく
ほんとうに誰の心にもヒーローの心臓があるはず。

だって、ふと気づけば
誰かを守りたい、冒険したい、と思っていることありますよね。

『LIFE!』では、そんな「ヒーロー」の鼓動と共に旅をします。
ウォルターの鼓動と自分の鼓動がハーモニーを奏でることに気づいた人から
冒険はもう、始まっています!


自分は
もぅ上映中ずっとニヤニヤしてました。
大人になることは素晴らしいことです。
一日歳を重ねるごとに、宝物が増えていくということを教えてくれる作品です。

テンポも音楽も申し分ない。
なにより伝説のカメラマン、ショーン・オコンネル役の
ショーン・ペンの存在感が圧倒的。

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脇を固める俳優陣も、
人気コメディ女優クリステン・ウィグ、
アメリカが世界に誇る名優シャーリー・マクレーン、
(さすがの貫禄)など
映画好きにはたまらない布陣です(*゚∀゚*)





また、「LIFE」社の社訓がスゴイんです


TO SEE THE WORLD
世界を見よう

THINGS DANGEROUS TO COME TO
危険でも立ち向かおう

TO SEE BEHIND WALLS
壁の裏側をのぞこう

TO DRAW CLOSER
もっと近づこう

TO FIND EACH OTHER
お互いを知ろう

AND TO FEEL
そして感じよう

THAT IS THE PURPOSE OF LIFE!
それが人生の目的だから




作中にデビッド・ボウイの「スペース・オディティ」(宇宙の不思議)が流れた時から
(この曲はウォルターの背中を押す重要な鍵となります)
ロックな魂を感じる映画でしたが、
最後まで文句なしにおもしろかった。

人生の幸福について、
メーテルリンクの「青い鳥」や
パウロ・コエーリョの「アルケミスト」を彷彿とさせる思いが
ずっと低音で流れているような映画でした。

日常、責任、逃避、夢、過去、未来、冒険、理想、現実、
愛、家族、恋人、親子、仕事、旅・・・

『LIFE!』には人生の全てがギュッと詰まっています☆



          *



私ごとで恐縮ですが
(って、このブログ全部が私ごとですよね~ぇ)

誕生日なんです、今日(//∇//)
今日という日に映画の話、しかも『LIFE!』について書けたこと、
すごい幸せ☆

世界中の同じ日に生まれた皆さま、おめでとうございます!
どんな一年にしようか、今晩ケーキ食べながら考えようと思います
(*´∀`*)

しかし よくよく考えてみれば、
今日がたまたま自分の誕生日だったというだけで、
ほんとうは毎日がどこかの誰かの誕生日、なんですよね。

そう考えると、自分が知らないだけで
いつも世界のどこかで
誰かの誕生を祝福する出来事が起こってるんですね。

ほんとだ、
毎日は輝きに満ちている☆

ゼロ・グラビティ

〇『ゼロ・グラビティ』
 原題:GRAVITY
 監督:アルフォンソ・キュアロン
 出演:サンドラ・ブロック 
    ジョージ・クルーニー
 2013年 アメリカ作品

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こんな映画が観たかった!


いや~ぁ、観終わった瞬間、立てなくなる作品は
久しぶりです(⌒▽⌒)

公開前からずっと話題だった本作、
みなさん当然IMAX3Dで観たと思ったでしょ?!


あえて2Dで観ました!
あと2~3回は観たいと思います。
次回はIMAXで!




          *



サンドラ・ブロック演じるメディカル・エンジニアのライアン博士。
ジョージ・クルーニー扮するベテラン宇宙飛行士のマット・コワルスキー。

始まりからほとんどこの二人だけしか出演しません。

出演者が極端に少ないことで、
心理的な圧迫がひしひしと伝わってきて
緊張しっぱなしです!


さて二人は
地球から約600キロ上空を周回するスペースシャトルで
船外ミッション中に突然の事故に遭います。

宇宙を飛び交うスペースデブリ(宇宙ゴミ)が
作業中のシャトルに追突してしまったのです。

いきなり無重力空間に放り出された二人。
生きて地球に還るため
まさに命懸けの戦いがはじまります。




          *





監督のアルフォンソ・キュアロンはメキシコ人です。

ドキュメントフィルム風の独特な長回しが有名ですが、
本作ではその手法が最高の形で生かされているように
思えました。

ドキュメンタリーフィルムを撮影中に
実際に事故が起こったような感覚の映画です。

手持ちカメラで「ドキュメント風」に撮ったように見せる
安っぽさではなく、
あくまで場面の説得力を高めるようなカメラワーク。

最新の映像技術を駆使した作品としても話題でしたが、
どんなにテクノロジーが発達しようとも
それを使う人間の持つ資質と技術が勝負どころなんだな!

思わずにはいられないクオリティの高さ。

演出も脚本も
余計なものが削ぎ落とされた上質なもの。

スペースサスペンス、サバイバルドラマなど、
様々な冠がついた本作ですが、
音楽の使い方も素晴らしいのひとこと。

ここぞとばかりに観客の心理をあおるような使い方は一切なし。

静かで、上品で、
だからこそなおさら「死」の恐怖が身近に感じられ、
酸素も重力も何もない真っ暗な無重力空間の圧迫感が迫り、
そこであがく人間の「命」の輝きが際立つ。

映画音楽というより効果音に限りなく近い音響操作に
監督の並々ならぬセンスを感じました。

ほんとうに、こんな映画がず~っと観たかった!




          *




これだけの話題作にもかかわらず、たったの91分という短さ。

サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニー
二人の演技が素晴らしい。

ひとことも言うことなし。

というかここで映画論をかましてしまうこと自体が
気恥ずかしいほどです(>_<)





          *




サンドラ・ブロックはやっぱりすごい女優さんなのでした。

『スピード』のワイルドキャッツな
おねいちゃんが懐かしいです。


短い時間内に表現される心の動きや表情が
神懸かってる((((;゚Д゚))))



事故にあった当初は

「???」と何が何だか分からず、

事の次第を知った途端パニックになり、
次いで襲いかかる「恐怖」。

「死にたくない」「どうしよう」
「もう無理だ」「あきらめよう」

そこから刻々と無情にも時間は進み
迫り来る恐怖から「助かりたい」と乞い願う。

それが最後には
「なんとしてでも地球に還ってみせる」
と力強く確かな思いへと変換を遂げます。

心の葛藤と生への純粋な渇望をつかみ取るまでの、
その過程に誰もが胸震えることと思います。

生きること全てに諦めと惰性を許していた主人公ライアンが
地球に還ろうと命を掛けることで、
彼女は自分自身に還ったのだと思います。

『ゼロ・グラビティ』は
日々の苦痛と悲しみから
ずっと置き去りにしていた自分自身に還るサバイバルの物語、
だったのかもしれません。



エンドロールの間ずっと、
だぁぁぁぁぁ~ぁぁぁ~と泣きっぱなしだったワタシ。

正月早々にこんな作品に出会ってしまったタガミは、
今年一年どうしたら良いのでしょうか??
(゚o゚;;


2014年、今年もどんな映画に出会えるのか
心から楽しみにしています☆
(*´ω`*)

SPEC

〇『劇場版SPEC~結』
 監督:堤 幸彦
 出演:戸田恵梨香 加瀬亮
 日本映画

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「漸ノ篇」「コウノ篇」
二篇に渡り公開された『結』。
テレビシリーズから約3年かけて完結した『SPEC』の最終版です。


もともと『SPEC』は
2010年10月にTBS金曜ドラマ
『SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』
としてスタートしました。

公安第五課(通称ミショウ)という
未解決事件を扱う特別な部署の面々が
毎回、
スペック・ホルダーと称される特殊能力者を追い詰めていくというお話です。

笑も涙も独特の堤監督らしいスタイルで、
音楽も良かったし、
一瞬も飽きることがありませんでした。

斬新なストーリー展開と映像のものすごさに、
とにかく毎回ワクワクしながら観てた!

そんな『SPEC』、
テレビシリーズ篇の『起』、TVスペシャル『翔』、
劇場版の『天』に続き
今回観ました『結』まで続きました。
起翔天結(起承転結)ってことですね。

完結編である『結』は前後編に分かれています。



劇場版『天』以降は、
スペックファンへのプレゼント、つまりオマケみたいなお話だと思っていました。

だって映画は
テレビシリーズより面白くなかったし、
お話はどんどんデッカクなってしまって・・。

でもやっぱりこの劇場版も含めての完結だったんですね。
観終えたいまだからこそ、よくわかりました。


テレビシリーズでは
ひとつひとつの事件解決までが面白くて、
しかもその全てがなにか大きな国家的陰謀につながっていたりして、
毎回ナゾが増えていき
そんな独特の世界観で出来上がった雰囲気が、
ホントに斬新だったんですよ。

「いったいどうゆう結末に??」

と、ドキドキしながら観続けていましたもの。


でも、
お話はさらにさらに予想の遥かナナメ上をいくデッカさを孕みながら、
ついに人類存亡の危機までいっちゃった。

堤監督の独特の世界観はとっても好きなのですが、
映画になるとどういうわけか
テレビ篇より面白くなくなるというこのフシギ。


この『結』も、前編にあたる「漸ノ篇」がイマイチだったので、
こ「コウノ篇」も期待薄・・・。
でもファンとして最後まで見届けないと!

という気持ちで挑んだこの
『結~コウノ篇』なのでした。





          *





2010年にはじめてテレビ版で観た『SPEC』は衝撃的におもしろかった。

もともと
『ケイゾク』という刑事ドラマの続編的な位置づけで始まったこの『SPEC』。

どんどん独特の世界観が走り出して、
最後の方ではあの有名なファティマ第三の予言までストーリーに絡んできて、

「そっちに舵を切ったかっ!」

と。


なので、

「どっ、どうなっちゃうの??」

て、心配になっちゃったけど、
最後の最後まで観て、

「・・・うん。なるほど。そういうことか」

と、私なりに納得の最後。

好きです。やっぱり。この作品が!
しかもラストのとあるシーンは、ちょっと泣いてしまったほどです。

人が人と寄りそうって、こんなに美しいものなんだなぁ…
と、温かなやすらぎを感じるシーンでした。
これは必見!!

私の周りの人たちの反応は見事に賛否両論で、
それはネットの世界でも同じような状態になっており、
シリーズがようやく完結して
みんないろいろ考えているみたいですね。




          *




ところでみなさん、ファティマ第三の予言ってご存知でしょうか?

実はワタシ、ちょっとだけ詳しかったりして。
けどここであんまり語ってしまいますと、

「タガミさんって、オカルトちゃん?!」

・・・て、ドン引きされてしまいそう。

きゃっ!\(//∇//)\
コワッ!どっ、どうすっぺ!?

でもね、キリスト教圏の歴史を知る上でも、
非常に興味深いお話だと思います。
(*^_^*)



『SPEC』とも関わってくる内容なので、
じゃ、ちょっとだけ・・
不思議ワールドへ!どーぞ!!
( ☆∀☆)



1917年5月、
ポルトガルのファティマという田舎町に「聖母マリア」が現れました。

その「聖母マリア」の姿を見、話すことができるのは、
村に住む3人の子供たちだけ。

「聖母マリア」は6回に渡り子どもたちに接触。

最後の回では、
実に約6000人もの大勢の人々が”奇跡”を目撃しました。

その様子は当時の新聞にも大きく取り上げられ
(日本の新聞でもです!)

気のせいとか、思い込みとか、何らかのトリックだとか、
そうした否定を一切受付けないほどに
確かな”奇跡”だったと言われています。



そのとき「聖母マリア」は三つの予言を残していきました。

その予言は、子どもたちを通してローマ法王に届けられます。

第一の予言は、第一次世界大戦の終結について。
第二の予言は、第二次世界大戦の勃発について。

いづれもピタリと当たりました。

そして、第三の予言は・・・
内容を知った瞬間パウロ6世は
恐ろしさのあまりその場で失神してしまったと言われています。




その後
この問題の第三の予言だけは、
ローマ法王庁に厳重に保管され、
法王以外は誰も見ることができません。





実はこの第三の予言は、
「聖母マリア」より1960年以降に公開しなさいとの指示が出ていたそうで。

予言を受け取ってからしばらくの時が流れ、
キリスト教圏でない国々ではほぼ完全に、
それ以外の国々でも忘れ去られていた頃、

1981年に
アイルランドであるハイジャック事件が起こりました。

犯人の要求はなんと!

「ファティマ第三の予言を公開しろ!」

そこで再びこの予言は世界中で話題となりました。
(そのハイジャック事件は一人の死傷者もなく無事に解決)





で、2000年、ついにローマ法王はこの第三の予言を公開したのです。

発表された内容は・・・
ローマ法王の暗殺未遂、核戦争の危機、などでした。

確かに恐ろしい話ではありますが、
その発表を聞いた多くの人々がこう思いました。

「ほんとうに、それだけ?」

真相を知ることは現在、非常に困難です。






だからと言うか、やっぱりというか、
その神秘性ゆえに

ファティマ第三の予言は、
様々なドラマやゲーム、芸術などになんらかのモチーフとして使われています。

そうした意味ではもういろんなところで「ド定番」なお話なので、
もしご興味のわいた方はネットや本でも調べてみてください。

トンデモからなるほどまで、
いろんな手アカがついていて(笑)なかなか面白いです。





けど『SPEC』でまで使われるなんて、
しかも物語の中でかなり大きな部分を占めるようになるなんて、
いったい誰が予想できたでしょうか?

でも、うま~く納得できたような気がしました。




         *




”奇跡”の後、ファティマは現在
カトリック聖庁より「奇跡の聖地」として認定されます。

いまでもたくさんの信者が足を運び、
観光客も押し寄せる
一大観光地ともなりました。




私も学生時代に一度行ったことがあります。

個人的にポルトガルがとっても好きなんです。
できれば住んでみたいくらい。

友人と一緒にポルトガルへ一週間くらい行っていたことがあって
その時に近くを通ったついでに立ち寄りました。



信仰の違いのせいか
キリスト教圏内の方たちよりもビビッドな感動はありませんでしたが、
不思議な感慨はありました。

ひとことで言うなら
「とても強い場所」

どういう意味かというと、
良いもの(良い人)も、悪いもの(悪い人)も
どちらも強烈に惹きつけられる場所、という感じです。


いろいろな人種、信仰、モノなどが
ごちゃごちゃと集まっているように見えました。

けど人の考えるような「善悪」を分けたりしない、
そんな雰囲気の場所でした。

分け隔てがないといってもそれは
「誰でもウェルカムだよ!」
というあっけらかんとした明るさでは決してなくて、

ヒトの考える価値観は全く受け付けません、という
やや突き放した感覚です。

なんとなくではありますが、
その、あらゆる価値観を突き放した感じと、
その先に見える微かな光の予感、みたいなものが
『SPEC』の世界観となぜか重なり合うような、
そんな気がします。



          *



お正月休み、『SPEC』シリーズをコンプリートしてみるのも
いいかもしれませんね!
(*´ω`*)

考えるな 感じろ!

今日はブルース・リーのお誕生日です!

いつもこのブログをお読みくださるみなさまは、
ワタシがどれだけブルース・リーを愛しているか
ご存知かと思います!
(*゚∀゚*)

もう長いこと
ファッション雑誌『LEE』(リー)を愛読する私ですが、

『LEE』ってタイトルだけで今でもわけもなく
興奮してしまうほどです!
(>_<)

ブルース・リーとは全然カンケイないのにね(笑)





ブルース・リーは
あの独特の怪鳥音(ァチョッ!アチョ!ってやつ)
とともに、

激しいパンチやキックが炸裂する
アクションスターとして超有名ですが、

彼はただのアクションスターではありません。

大学で哲学を専攻しただけあり、
他の追随を許さぬ
揺るぎなき武道哲学を持った
格闘技のパイオニアなのです。

1973年に
残念ながら32歳という若さで急逝してしまいますが、
その死因は現在も
謎に包まれたままです。

薬物説、暗殺説、病死説・・・

いろいろあるけど
ひと握りの関係者以外ほんとうのところは
わからないそうです。


昔のビッグスターって、
普通じゃないレベルの輝きの代償なのか
短命な方が多いように感じます。

強い光の裏に棲む影の深さがまた
より強い輝きを生むのでしょうか。




          *




さて、そんなブルース・リーさま!

の、

『アイ アム ブルース・リー』

を観ました!(๑≧౪≦)!

アイアムブルースリー

 ほんとは映画館で観たかったけど
先日発売されたDVDを買いました。

・・・すっごいヨカッタです。

続けて5回くらい観ました。

これまでの映画の映像や
リーに影響を受けた各界の著名人のインタビューなどが
かっちょ良くまとめられています。



          *



お誕生日ということで
勝手ながら今日のブログはLee祭りとしますが、

さてさて、最近You Tubeでこんなのが話題になっています。

ご存知の方はいらっしゃいますか?




『Be Water My Friend! Bruce Lee Remix』
(水のようになれ!ブルース・リーリミックス)

これまでリーが語ったインタビューの映像や
作品の映像が
彼の名言とともに
約2分15秒くらいの動画に編集されているんです。

コレすごいのよ!ヽ〔゚Д゚〕丿





ブルース・リーといえば、
私の座右の銘でもありますこのオコトバ

「考えるな、感じろ!」(Don’t think, feel!)

の名言がすごく有名ですが、


この言葉は
映画『燃えよドラゴン』で弟子に武道哲学を教えるシーンのセリフなのです。

この有名な名言には続きがあって、
それは、

It is like a finger pointing away to the moon.
Don’t consentrate on the finger,or you will miss all that heavenly glory.
(遥か彼方の月を指さしたとき、指にばかり注目していると月が見えなくなる。
大切なものが見えなくなる)


というもの。



知っていました?




この
『Be Water My Friend! Bruce Lee Remix』には

これまで彼が発言した様々な名言が
とってもクールに編集されていて、
かなり感動します!

まるで歌うように珠玉のアクション・スピリッツが
語られていきます。


全編英語なので、
簡単に和訳を併記しますと・・・




【Be Water My Friend! 】(水のようになれ)

Empty your mind
Be formless, shapeless
Like Water
(心を空っぽにしろ。形をなくせ。
型をなくすんだ。そう、水のようにね。)



Water can flow
Or it can crash
Be water my friend
(水は流れることもできる。また割れることもできる。
水のようになるんだよ。わかるかい?)





Running water never goes stale
So you gotta just keep on flowing
(流れ続ける水は腐らない。だから流れ続けることが大事なんだ。)



You have to train
You have to keep your reflexes
So that when you want it, it’s there
When you want to move, you’re moving
(思い通りに動くためには、鍛錬する必要がある。心と技は一つ。条件反射の鍛錬だ。)



I mean you gotta put the whole hip into it
Snap it, snap it
Become one with the
You better train every part of your body
(パンチを打つのは拳だけではない。だから体のすべてを鍛錬するんだ。)



I mean you gotta put the whole hip into it
Snap it, snap it
Become one with the
(パンチを打つのは拳だけではない。体全部を使って一つの動きにしろ。)



Under the sky
Under the heaven
There is but one family
(空の下、天空の下、すべてはひとつだ。)



Do not believe in styles
Styles separate man
It’s a process of continuing growth
(型にハマると心と技が離れてしまう。だから型やスタイルは信じるな。
それが成長し続けるプロセスだ。)


いかがでしょうか。
なにか心に響く言葉はあったでしょうか。


非常にざっくりと訳しましたが、
ブルース・リーはわりとハッキリした聞き取りやすい英語を話すので、
何度か映像と一緒に追っていくと

和訳なしでも理解できると思います。



と言うより、
アクションに
はっきり言って言葉なんかいらないのです!

とにかく観ればわかる!

ぜひ、味わってみてください!
体が暖まりますよ~。

やっぱブルース・リーは最高だ!
o(^▽^)o
↓   ↓   ↓

http://www.youtube.com/watch?v=pGFf3SRP1bE


スター・トレック:イントゥ・ダークネス

〇『スター・トレック:イントゥ・ダークネス』
 (原題:STAR TREK INTO DARKNESS)
 監督:J・J・エイブラムス
 出演:クリス・パイン
    ザッカリー・クイント
    ゾーイ・サルダナ
    ベネディクト・カンバーバッチ
 2013年 アメリカ映画

スタートレック①_convert_20130912173144



思えば昨年末
『ホビット』を観に行ったとき、予告編でこの『スター・トレック』と出会っていました。

スポックが大好き、と言うよりスポックを演じるザッカリー・クイントが大好きな私は、
IMAXデジタル3Dでザッカリーが目の前まで迫ってきたことに大興奮!\(//∇//)\

「あ~・・でも公開は8月かぁ。まだまだ遠い・・」

と思っていましたが、あっという間に8月ですよ!
時の流れはホントに早いものです。

公開と同時に速攻観に行きましたとも、ええ!




          *




監督のJ・J・エイブラムスは、いま世界でSF大作撮らせたら右に出るものがいない、
と言われるほどのビッグ・ネームです。

じぇじぇじぇ!(「J」にかけてみた)



TVや映画でおなじみ『スター・トレック』の新シリーズである本作は、
2009年に公開されたものの続編にあたります。

2009年よりスタートした新生『スター・トレック』

一部で過去の作品とのつながりはあるものの、23世紀で時間軸が分岐しており、
多次元宇宙(パラレルワールド)として展開していきます。

この設定を取り入れたことで、
キャラや世界観はそのまま、けど同じ時空ではないという解釈が可能になり
物語にかなりの自由度が許されることとなりました。

なのでこの新シリーズは単なるリメイクではなく、
リブート(再起動)シリーズとされています。

なるほどですね!( ̄▽ ̄)



私は熱心なトレッキーというわけではないので、どこまでも詳しいわけではないのですが、

この『スター・トレック』シリーズ、

子供の頃からやっぱり好きですね(´ω`)



「未来はきっとよいものだ」

という感覚は、『スター・トレック』からもらったような気がしています。

「人類の進歩と調和」という
ちょっと科学万博っぽい感じがするのです。

進歩はもちろん良いことばかりではなく、やはりすったもんだ問題があるわけですが、
そのへんをちゃんと説得力のある(そして夢のある)設定に持ち込んで
エンタメとして昇華しているところが、新旧あわせた本シリーズの魅力だと思います。

衣装とかメカニックとか、いつの時代であっても古びれずレトロフューチャーっぽいのも
好き(*^_^*)




          *





おなじみの主人公ジェームズ・T・カーク船長。
彼が新造戦艦U.S.S.エンタープライズ号の船長になるまでが前作のお話。

今回はその後のエンタープライズ号の冒険を描くわけですが、
そこがJ・J・エイブラムスだもん、
文句なしのエンターテインメント作品に仕上げています。

私は少なくともあと5回くらい観たいです(^O^)


ただ、このエイブラムス監督、自分が思うにどの作品も
「深そうで 深くない」映画になっちゃうのがオシイ!

どんなに大きなテーマを扱っていても、結局どう解釈したらいいのだ?
と、考えてしまうのです。

それも、解釈は人それぞれでお任せします、といった思わせぶりな感じなのではなく
いつの間にか話終わってる?!( ̄◇ ̄;)

ってゆー未消化感・・・。


闇を闇として描くだけで、闇の深さについては掘らない。
そんな感じ。


けれどもあまりに完璧なまでのハイクオリティなエンタメぶりに、

「ま、いいか」と力ずくで思うしかない。

そんな終わりにされちゃってる感。

それがJ・J節。

非常にアメリカンな監督です。いい意味で。潔いほどに。

そこがクリストファー・ノーラン監督
(最近では『バットマン』とか『インセプション』撮ってる)
なんかと決定的に違うところ。

そんなJ・J.
『スターウォーズ』新シリーズの監督にも大抜擢されてるというから、
心配&期待大です!

決して嫌いではありません。
むしろものすごいサービス精神に脱帽です。



          *




さて本作のあらすじ

西暦2259年、カーク船長率いるエンタープライズ号は
惑星調査中にある重大な規則違反を起こしてしまいます。

命からがら地球へと帰還したものの、カーク船長とクルーとの間には
なんとも気まずい空気が・・・。

船長の職を解かれ、周囲ともギクシャクしながら過ごすカーク。

とそんなとき、ロンドンの艦隊基地が爆破される事件が発生。
街は無残にも焼け焦げ、
大規模なテロ行為により、多くの命が犠牲となりました。

思いのほか早く判明した犯人、それは、艦隊士官のジョン・ハリソンという男。
組織をあげて犯人確保に奔走しますが、
実はハリソンには、より大きな目的があったのでした・・・。




          *




おそらく映画史に永く残るであろう冷酷な悪役ハリソンを演じるのは、
「SHERLOCK/シャーロック」でブレイクした英俳優ベネディクト・カンバーバッチ☆

スタートレック②_convert_20130912173258


画面に彼が登場すると、異常なばかりの緊張感がともなって
マジに怖いです。

ハリソンのしたこと、そしてこれからしようとしていることは
人として決して許されることではありません。

けれどもそれをするだけの理由が彼にはあります。
そんな複雑な役どころをカンバーバッチが
時に激しく、哀しく、深く、ダイナミックに演じています。


いまどの映画雑誌も表紙は彼ですね~\(//∇//)\

エッジの効いた美しい顔立ち、確かな演技力、それに加えて
声がいい!良すぎます!

あの低音ボイスは聴いているだけで心がかき乱されもし、同時に落ち着きもする。
不思議なお声でございます。

海外には、
着ボイスやお目覚めボイスがカンバーバッチの声っていうアプリがあるんだって。
気になりますわ~(*゚▽゚*)







そして、スポックですよ、スポック!

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スポックというキャラクターも大好きですが、
嬉しいことに演じる俳優さんも最高の人選なんです。

ザッカリー・クイントですもの\(//∇//)\

スポックじゃないときは

ザッカリー

こんな感じよ☆

誰?(笑)


スポックの特殊メイクは3時間かかるそうですよ。
毎日3時間!

耳をくっつけて、眉毛を剃り落として、100本くらいの毛を新たに植毛して・・・。

大変ですね(>_<)


そういえば余談ですが、ザッカリーはゲイなんです。
おととし公式発表してました。


はい、大事な話はここからです。
これから本作をご覧になる予定のみなさまに、
ここはチェックしてほしいってとこがあります。

めっちゃくちゃおせっかいな話なんですが、
それはですね、ザッカリー(スポック)のセリフ回しです。

スポックはバルカン人の父と地球人の母を持つハーフです。
故郷の星を亡くした経験と、バルカン人としての誇りから
常に感情を抑えた状態で人や物事と接します。

ロジック(論理)優先の思考を好み、理性で感情をセーブして
ゆえに冷酷な印象を人に与えますが、

実は誰よりも熱いハートの持ち主なのです。

そんなスポック、エンタープライズ号の副長として、
つねにカーク船長と意見が衝突します。

「キャプテン、それは論理的ではありません」

で始まる説教。それに反論し、最後はきまって無視するカーク船長。

そんなキャラの立った二人が、数々の苦難や経験を乗り越えて
確かな友情を育む姿に
涙です・・・。

スポックが話のつかみに必ず発するこの
「キャプテン」という呼びかけ、
これが私のオススメする要チェックポイントです!

普段あまり感情を表に出さない(ように見える)スポックの

その時々の心の揺れ具合が見事にわかる、それがこの
「キャプテン」という呼びかけです。

一見するとどれも同じように聞こえるのですが、
よくよく気にしてみると
場面ごとに細かく抑揚がちがうのですよ!

これぞザッカリーの真骨頂!(しかも声も繊細で良い)

どっから見ても男前のクリス・パイン(カーク船長)よりも、

だんだんだんだんスポックが好きになるはず。

だからぜひ、吹替版ではなく字幕版でご堪能ください!


しかもしかも、これまでの旧シリーズも含めて、スポックというキャラは
どちらかというと「静」の部分が多く見られた人物ですが、

本作ではかな~り「動」に転じて男を魅せます!!

スポックが殴る!蹴る!怒鳴る!走る!飛ぶ!泣く!

どうぞご期待ください!( ̄ー ̄)



          *




さて、
クドすぎるほどにスポックの胸キュンポイントを語りましたが、

もちろんIMAXデジタル3Dで鑑賞しました。
『ホビット』観たときから決めてはいたけど、

・J.J.が本気出した最新の映像技術
・ベネディクト・カンバーバッチの美ボイス&迫力の演技
・ハイクオリティな音響

そして

・スポックが飛び出してくる


以上の理由から迷うことなくIMAXデジタル3D。
レディースデーでも
割引が一切きかない強気の2,200円IMAXデジタル3D。

オススメです(^-^)





          *





「人類最大の弱点は、愛だ」


本作のキャッチコピーにもなっているこの言葉。

深く心に突き刺さる言葉です。



おそらく
「愛」には生きとし生ける者のすべての感情が含まれています。

優しさ、思いやり、自己犠牲、誰かを守ること、そして
しがらみ、執着、嫉妬、嫌悪感・・・。

この世に存在する想いや行動のすべては、つまるところこの
「愛」というものに集約されるのでしょう。

「愛」は至高のもの。
誰もがたどり着く、究極の想いのかたち。

けれどもこの「愛」こそが
人類を滅ぼす最大の弱点、急所でありマイナスの極致であるとハリソンは考えます。


そしてそんなハリソンでさえも、
「愛」から逃れることは出来ませんでした。


結局のところ本作はこの最大にしてある種最悪のテーマの答えを用意してはくれません。

(じぇじぇじぇ、J.J.だし)

あとはご自分で考えてね、といった謎かけもありません。

(じぇじぇじぇ、J.J.だしね)



けれども私は、映画を観てからずっと、毎日毎日
心のどこかで考えていました。

「今まで考えたこともなかったけど、ひょっとしたら
この世には”愛”を超えるなにかがあるのではないだろうか」


「愛」は、最高にして究極のものかもしれません。

でも「愛」の向こうにもっと何かがあるような気が、最近はしてきました。

生と死が互いに互いを補完するひとつのものであるように、
「愛」の向こうにある「それ」は
「愛」と表裏をなすものかもしれません。

もしかしたら「愛」と地続きの何かかもしれないし、
「愛」とは全く違うものかもしれない。

または「愛」を内包した何かかもしれず。

「それ」は、「愛」を求めた結果得られるものなどではなく、
「愛」に絶望して遠ざけた時にふと見つかるものかもしれない。

思うに、「それ」を見つけるヒントは
「美」にあるのではないかと自分なりに感じています。

どんなもの(または物事)に「美」を見出すのか、
それは人それぞれかと思いますが、
「美」には絶対にゆるぎようのないヒントが隠されているような気がしてなりません。

「美」について想いを馳せるとき、
ふとなにか柔らかで不可思議な存在の衣の裾に
そっと触れたように感じることがあります。

それはとても簡単に言葉にできるものではないのですが、確かに存在する
リアル、なのです。


『スター・トレック:イントゥ・ダークネス』を観ながら
夏の終わりに、私はそんなことを考えていました。










ガッチャマン

〇『ガッチャマン』
 監督: 佐藤東弥
 出演:松坂桃李(大鷲の健)
    綾野剛(コンドルのジョー)
    剛力彩芽(白鳥のジュン)
    濱田龍臣(燕の甚平)
    鈴木亮平(みみずくの竜)

    2013年 日本映画

ガッチャマン②_convert_20130904153106



アニメ「科学忍者隊ガッチャマン」の実写化!

ガッチャマンは1972年にタツノコプロが制作したSFアクションヒーローアニメです。

私も生まれる前に作られたものなので、
小学生になってから夕方の再放送をよく観てました。



♪地球はひとつ~ oh~ガッチャマーン
 ガッチャマーーーーーァン♪

の歌は、学校で流行りまくりでしたね☆

みんな学校帰りに歌ってた♪




記憶の底に眠るガッチャマンは、子供心にもなんとなく深みのある物語でした。

命とか、仲間とか、地球とか、人類とか、闘うこととか、力とか、
哀しみとか・・・

そんな全てをまるっとひっくるめた
「愛」というものが、
どれほどままならないものなのかということ、その感触を
初めて知ったきっかけが、この作品だったような気がします。



          *



で、今回の映画ですが・・・

キャストもすごくピッタリでした!
(*^_^*)

ガッチャマン①


画面もキレイだったし、綾野剛くんと鈴木亮平くんが大好きなワタシは、
もう二人合わせて見られるだけで大満足。

「空飛ぶ広報室」かっ( ̄▽ ̄)
って一人で突っ込んでました(笑)

(わかる人にはわかる)

剛力彩芽ちゃんもキュートで、言われているほどミスキャストでもないと思うし。
濱田龍臣くんも大きくなったなぁ~。

そして主役の松坂桃李くん!

夏休みとあって子供連れが多く、ウチもそうでしたが
映画が始まると劇場のあちらこちらから

「レッドだ!レッドだぁ~」

と、ちびっ子のささやき声が何度も聞こえてきました(笑)

(松坂くんは「侍戦隊シンケンジャー」のシンケン・レッド)



ただねぇ・・・

ホントにごめんなさい(>_<)
今回はナマイキに辛口な感想をひとつ・・。

映画はイマイチだった(T_T)


なんでしょうね?
ガッチャマン・スーツはエライかっこよかったし、

敵を前にして

「俺が見えるか、悪党!」

と登場するシーンでは

思わず おおぉぉぉ~(((o(*゚▽゚*)o)))

と、心拍数が跳ね上がったほどです!


でもねー、ちょっと・・・
残念だけど心に深く残る作品ではなかったです。

子どもとテレビで観る特撮番組が、かなりお金かけてスペシャルになった、
という感じ。

実際制作費も億単位で投入されているそうですが。




なんだかですね、ガッチャマンって物語が持つ「愛」の意味合いが

軽い、と感じました。

原作より恋愛要素が大きく盛り込まれていましたが、

「愛」を語るのに恋愛しかすべがないのか?!

そんなにちっさいモノなのか、「愛」は??


と、思い切り眉間にシワを寄せて考えてしまいました
(ーー;)




まぁでも、ちびっこは結構ノリノリ。
ちびっこに向けた映画ではないのに、やっぱり嬉しそうでした。

戦闘シーンとか、飛ぶところとか、やっぱりカッコよかったですし!
迫力がありました。



多分、
あまり過剰な期待をしないで行くと、サクッと面白い
娯楽作品だと思います。


ただ、本編上映前に流れた同時公開オマケ作品
短編アニメ『劇場版 おはよう忍者隊ガッチャマン』は
(約3分)

すっごく爆笑しました(^O^)
こっちのほうがおもしろかったです。
    



パシフィック・リム

〇『パシフィック・リム』
 原題:Pacific Rim
 監督:ギレルモ・デル・トロ
 出演: チャーリー・ハナム
    菊地凛子
    イドリス・エルバ
 2013年 アメリカ映画

パシフィック・リム_convert_20130822151914


きのう観てきました『パシフィック・リム』

公開前からなにかと話題の作品でしたが、
正直あまり興味がなく、劇場に足を運ぼうとも思っていなかったのですが

ふと目にした予告編の映像に妙な既視感を覚え、
気になって監督のことを調べてみると・・・

どエライ ニッポンオタクだそうで!


先日来日した時の写真を見たら、
ゴジラと腕組んで満面の笑み( ̄▽ ̄)

しかも

行きたいところを聞かれた監督は

「中野ブロードウェイ」と即答


(@ ̄□ ̄@;)!!
オドロキ!!

なんだい、そのディープでコアなチョイスは!?
秋葉原とか新宿とかじゃないんだっ!
Σ(゚Д゚)


一瞬にして
この人のニッポン愛、本気だわ!と感じたワタクシ。


俄然この監督の作品に興味が湧いてきて、

よ~し、
だったらこっちも本気で財布を預けてみようじゃないか。
かかってこいやぁ~!

というわけでIMAXバージョンで鑑賞しました☆




          *





その感想

ビックリ!
おもしろかったですー!!!

━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━!!!!


「巨大ロボ VS 怪獣」

男の子の夢を
ハリウッドが全力でデッカク叶えてくれた作品☆

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太平洋沖の深海に、宇宙のどこか邪悪な場所とつながる巨大な裂け目が出現。

そこから次々と怪獣があらわれ、人類に襲い掛かります。

(怪獣はちゃんと「KAIJU」という敵です。)

そこで人類は、
環太平洋沿岸(パシフィック・リム)諸国の英知を結集し、
人型巨大兵器「イェーガー」を開発。




この超巨大ロボがすんごい!

強い!カッコイイ☆

平均80mくらいあって、

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主人公が乗るアメリカ代表ジプシー・デンジャー






ストライカー_convert_20130822150851

オーストラリア代表ストライカー・エウレカ






チェルノ_convert_20130822151041

ロシア代表チェルノ・アルファ







クリムゾン_convert_20130822151248

中国代表クリムゾン・タイフーン







コヨーテ_convert_20130822150928

日本代表コヨーテ・タンゴ

ガンキャノンではありません(笑)




対怪獣人型兵器イェーガーは
カッコイイだけでなく、妙な懐かしさも感じました。

戦い方や動きが、

「エヴァンゲリオン」とか「マクロス」とか
「ガンダム」や「マジンガーz」にそっくり。

「鉄人28号」っぽい佇まいや怪獣とのバトルは
ひとつの様式美と称してよいほどの安定感。



映画の最後に

『この映画をモンスターマスター、レイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐ』
と献辞が表示されるほど

監督の怪獣映画愛は特別なものです。



デル・トロ監督は
本当に日本の特撮怪獣ものやアニメ、
そしてマンガ、ロボットの伝統を尊敬してくれているんだな、
ということがしみじみと感じられます。


予告編をみて奇妙な懐かしさを感じた理由がわかりました。




肝心の内容ですが、
内容はあってもないようなもので(笑)

挫折→仲間との衝突→和解→勝利

といった、安心設計。



なんなら会話さえも予想通り進むっといった感じ。
(´∀`)



でも、メカの設定とか、怪獣出現の理由とか、
それなりに世界観はしっかりと練り上げられていて
違和感はありませんでした。



          *




イェーガーは基本2人体制で操縦します。

設計当初は1人で操縦する作りでした。

イェーガーの操縦は、パイロットの神経や筋肉系統を兵器とをつなぎ
完全にシンクロした状態で戦うというスタイルなので
身体的負担がとても大きい。

つまり、内部でパイロットがパンチすれば
イェーガーもパンチするという構造。


時にはパイロットの命の危険さえ考えられることから
後に二人で操縦するスタイルへと変更されました。

パイロットの負担を軽減し、最大限の力を発揮するためです。


コンビを組むということは、お互いの記憶や感情を脳波を通じてつなげるということ。
理屈抜きの信頼感が重要です。

なので必然的に親子や兄弟で組むチームが多く、
主人公も例外にもれず実の兄と組んで戦っていました。

しかし戦闘中に目の前で兄を亡くしてしまいます。

失意のどん底にいた主人公は
日本人女性パイロット(菊地凛子)と出会い、

仲間を思う気持ち、他者と築き上げる絆の重みを知り、
そして自己再生へと歩き出します。

互いの命を預け一つの巨大兵器を操り、多くの人々の尊い命を守る。

感情の衝突や、消すことのできない過去、
それらすべてもお約束のように用意されており、

KAIJU(怪獣)退治と並行して
登場人物たちも少しずつ成長を遂げていきます。


徐々に形作られていく信頼と絆に、うっかりすると
涙してしまいます。



怪獣の登場シーン、バトルシーン、ストーリー設計、
その全てが
怪獣映画の様式美(お約束)に沿って

まったくブレのない特撮怪獣映画の王道を突き進んでる!

なかにはそれを「つまんない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、
ワタシは素直におもしろかった(*゚▽゚*)

子供とも安心して楽しめる作品だと思います。

ちなみにウチの息子は後半ずっと立ち上がって観ていたくらいです(笑)
かなり興奮していました。


映画鑑賞のマナーとしてはNG確実だと思いますが、
昨日はひどいお天気だったせいか、
お客さんが我々を含めても6人しかいなくて、
全員がノリノリで観ていました。

しかも後ろの列には誰もいなかったのでラッキーでした。

ありがたいことです(^_^;)



          *



さてさて、
本作は日本語吹替版のキャストがあまりに豪華ということでも話題になっています。


『パシフィック・リム』日本語吹替キャスト
■ローリー・ベケット(チャーリー・ハナム)
杉田智和
■マコ・モリ(菊地凛子)
林原めぐみ
■スタッカー・ペントコスト(イドリス・エルバ)
玄田哲章
■Dr.ニュート・ゲイズラー(チャーリー・デイ)
古谷徹
■Dr.ハーマン・ゴッドリーブ
三ツ矢雄二
■ハーク・ハンセン(マックス・マーティーニ)
池田秀一
■テンドー・チョイ
千葉繁
■チャック・ハンセン(ロブ・カジンスキー)
浪川大輔




ね??すごいでしょー!?
(*≧∀≦*)


私の観たのはIMAX日本語吹替版。

吹替版は文句なしに良かったけれど、
今度はもう一度字幕版で観てみたいと思います。

字幕版は英語と日本語が混ざった会話で
また吹き替えとは違った面白さがあると聞きました。

なにより出演陣がKAIJU(怪獣)を

「かいじゅー」って言ってるのを聞きたい(笑)





残り少ない夏休み。

お子様と一緒に

ご家族で、お友達と、

ハリウッド渾身の本格怪獣映画をぜひ大画面でお楽しみください!


夏バテ気味の疲れた頭と体に、
きっと元気をくれる映画ですよ!

風立ちぬ

〇『風立ちぬ』
 監督:宮崎駿
 2013年 日本 スタジオジブリ作品

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先日のトラブル(哀)を乗り越え、ようやく観てまいりました

スタジオジブリの新作『風立ちぬ』!!



この映画は完全なフィクションです。

(歴史的史実などはノンフィクション)

零戦を生み出した航空機設計者・堀越二郎。
文学者・堀辰雄。

実在した二人の人物の人生を混ぜ合せて作り上げられた主人公
「堀越二郎」の青春が描かれています。

「二郎」私はとっても好きです(*´ω`*)

零戦(ゼロ式艦上戦闘機)が設計されていく過程など
すごく面白かった。



          *



一言で表すなら、とても美しい作品でした。

古き良き日本の風景、風を切る飛行機の姿。

映像も、音楽も、人々の想いも、その哀しみさえも
ただただ、全てが美しかったです。

風立ちぬ③_convert_20130730225845


聞けば世間では賛否あるようで、


こんなのジブリじゃない

子供が飽きてしまった

パヤオ、ついにボケたか

戦争賛美だ

声優が気に入らない

などなど・・・。



声優に関しては主人公・二郎を演じた庵野さんへの批判がほとんど。

エヴァンゲリオンを作った庵野監督、なぜか今回声優として大抜擢です。



「みんな死んじゃえばいいのに」の庵野監督が
今回は
「生きねば」な映画に関わるというのが面白い。
(宮崎監督やジブリとは仕事のつながりがあるのですが)

人生ってなにが起こるのかホントにわかりませんね!


しかし、
ヘタクソ・棒読み、と前評判が散々でしたので
どんなもんかと期待せず鑑賞しましたところ・・・


いいじゃないかっ!(・∀・)

私は「アリ」なんじゃないかなぁ~と感じました。

少し平坦で早口で硬いあの話しぶりは、
昔の日本映画の俳優のしゃべりにそっくりで、
宮崎監督はワザとこのテイストを推したんじゃないかな、と。


これは多分、ジブリの新作として考えない方が良いのかもしれませんね。

終始淡々としてるし、ストーリーもかなり大人っぽいし
地味ながらこれまでのジブリにはなかったラブシーン(きゃっ(〃ω〃) )
もたくさんあるし。
(素敵なシーンばかりでしたが)

単純に
純粋にイチ日本映画として観に行ってみれば
かなり素直に受け入れられるんじゃないかな。

きっと監督はもう、
自分の好きなことをしたかったんだ。

徹底して好きなことを突き詰めた作品を作りたかったんじゃないでしょうか。

もうそれが叶う立場であり年齢なんでしょうね。


少なくとも私は、もう一回観たいかな、と思います。

観た時よりも、あとからじわじわくる感じ。



          *



私がとっても好きなシーンは、二郎の夢の中の話です。


二郎は子供の頃から空に憧れてパイロットを目指していましたが、
視力が悪く夢を諦めかけていました。

そんな彼に新しい目標を与え、その後の人生の師匠となるのが
イタリア人の飛行機設計師・カプローニです。

実人生で二人が会うことはありませんでしたが、
二郎は夢の中で 何度もカプローニと出会います。

二郎の夢の中で。カプローニの夢の中で。

互いの夢がくっついた、という不思議現象のなかで
人生の節目、歴史の転換期に
二人は何度も語り合い、人間の生み出す悲劇(戦争)と
また同じ人間が造り上げる空への夢(飛行機)について
想いを深め合います。


その詩情あふれるシーンになるたび、
私は自然と涙があふれてきました。

風立ちぬ②_convert_20130730225823

「Le vent se leve,il faut tenter de vivre」

~風立ちぬ、いざ生きめやも
(風が起きた、生きてみなければならない)



          *




まだまだ暑い夏は続く!

こんな
しっとりとした日本映画はいかがでしょうか。



ただし、絶対子連れじゃない方が良いと思われます。

それから、初デートのシネマチョイスとしてもビミョー(笑)

どうぞご参考ください(´ω`)
プロフィール

ぴろりん

Author:ぴろりん
図書館司書✿絵本アドバイザー✿保育士✿ボディセラピスト✿ピーター・ウォーカー公認ベビーマッサージ・ベビー&キッズヨガ講師✿AEAJ認定アロマアドバイザー/アロマインストラクター✿ホリスティックニールズヤードレメディーズPSアロマセラピー基礎クラス認定講師

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